国際結婚が夢で終わる人の共通点 理想のパートナーの条件が不明確

理想のパートナーが見つからない人の共通

ゴール(行き先)がわからなければたどり着けない

婚活が”結婚相手を探す活動”だとするならば、どんなものを探しているのかが不明確では、見つかるものも見つからないということになります。カーナビに行き先を入力しなければ、カーナビはあなたをどこへも連れていってくれないのと同じです。

あなたが何年もかけてやってきた婚活が、未だにゴールにたどり着けていないとするならば、それは、あなたのゴールがあやふやで不明確だからかもしれない、というお話を今からしていきます。

ゴール(理想のパートナーの条件)があやふやで不明確

オーストラリアの国際結婚相談所オズマッチでは、毎月ミートアップを開催しています。Meet Up (ミートアップ)とには、何かを一緒にするために集まる、そんなことを意味があります。オズマッチのミートアップは、同じゴール(生涯を共にするパートナーを探す)を持った独身男女が集まって、出会いから交際、結婚について、悩みや解決策をシェアしながら共に成長していくことを目的に、月に一度、開催されています。

オズマッチには男性会員限定のコミュニティー、女性会員限定のコミュニティー、カップルだけが参加できるコミュニティーと、3つのコミュニティー(ミートアップグループ)が揃っていますが、先月、女性会員限定のコミュニティーで、『理想のパートナーとは?』というタイトルでミートアップを開催しました。

そのミートアップには、30代から50代までの女性会員さんたちが参加してくれましたが、「理想はあるけれど、それが本当に理想なのかどうなのかがわからない(わからなくなってきた)?」そんな意見がでました。

理想のパートナーの条件があやふやな原因

アラフォーは諦めと自己肯定感の低下で理想のパートナー条件があやふや

女性会員限定のミートアップで取り上げた『理想のパートナーとは』について、40代の女性会員さんたちから出てきた言葉に、こんなものがありました。

「何が理想なのか、もうわからなくなってしまいました。だから日本では理想をあえて考えずに婚活してました。」
「そもそも私は何がしたいんだろう?結婚は私が本当にしたいことなのかな?って思うことがあります。」
「日本でも婚活をしていますが、理想の人を語る以前に、その年で(40代で)婚活なんてやめておけってって言われることがあります。」
「理想の相手に出会っても、なかなか相手からは想ってもらえないという経験を繰り返したので、理想の人に出会っても、また今回も叶わないんだろうな、って思ってしまいます。」

これらは、10代や20代の頃には浮かばなかった発想や言葉だと思います。

「何が理想なのかがわらない」についてですが、これって、「夢はなんですか?」と聞かれて、「う〜ん・・え〜っと・・・」と口ごもるのと似ています。

夢はあったはずなんです。「世界一周旅行」「作家になりたい」「外国人と結婚したい」など。でも、歳を重ねるごとに「無理だよ」と周りから言われ、自分もそう思うようになっていき、あえて夢を持たないことで痛みを感じなくさせているのかもしれません。

同じように”理想のパートナー”はあったはずなんです。でも、周りから「高望みしすぎ、選り好みしすぎ」と言われ、自分もそう思うようになっていき、理想のパートナーをあやふやにすることで”諦めた”という痛みを感じなくさせているのかもしれません。

同じく40代の女性から、こんな発言もありました。
「理想の相手に出会っても、自分に自信が持てないので、いいなと思うだけで終わってしまいます。」
これは年代からくるものというより、自己肯定感の高さ低さに関わっている思考と行動のパターンと言えるでしょう。

つい先ほど新会員さんとコンサルしたんですが、彼女からはこんな言葉が出ました。
理想の男性は?という問いに対し、追加の条件として「年収一千万円」と言った後、「ああ、こんな年齢(30代後半)で年収一千万円の人と結婚したいなんて言ったらダメですよね」と反省顔。

アラフォーの独身女性たちと話していると、20代なら言ってもいいことが、30代では言い辛くなり、40代では言えなくなる。そんな意識の変化を感じます。年齢で容赦無く切られる風潮がある日本の社会では、女性の婚活は、夢を小さくしていくことでしか生き残っていけないようにも感じます。

夢を語らせてもらえないアラフォー。理想があやふやになっていくのも無理はありませんね。

20代30代は経験不足で理想のパートナー条件があやふや

30代の女性会員さんたちからは、こんな体験談が飛び出しました。

「理想の相手に出会ったことがあります。その人は、私が理想だと思ってきた条件を全く持っていない人でした。でも、この人のためなら何だってやろうって思ったんです。その時、私がそれまで掲げてきた理想って何だったんだろう?って思いました。」

「私も似たような経験をしています。その経験から、理想のパートナーって何だろうって思うようになりました。」

さらにこんな体験談も。

「理想の条件を満たしている人に出会ったのに、全然楽しくなくて、胸がときめかなくて、結婚に至りませんでした。あれは何だったんだろう?っていまだに不思議です。」

いくら希望の条件を満たしていても、それだけでは結婚相手として考えれるお相手にはならないというのは、注目に値するところです。

彼女たちのように、理想とは全く異なる相手と出会い、恋に落ちることで、それまで求め続けてきた理想のパートナーの条件って何なのか?と疑問に思い始める時がやってきます。

反対に、理想を全て満たしている人と出会っても、胸はキュンとせず、あれ?私の理想が目の前にいるのに、この気持ちの盛り下がりは何なのだ?と疑問に思い始める時がやってきます。

これらを、経験不足からくる戸惑いと言ったら語弊があるかもしれませんが、心を揺さぶられるほどの大きな事件(恋、失恋、妊娠、出産、病気、家族の病気、失業、資産の喪失など)に遭遇しなければ、真に自分が求めているものが何なのかには、なかなか気づけないものです。

心を揺さぶられるほどの大きな事件。恋がその代表だと思いますが、恋をした数だけ、恋を失った数だけ、人が美しくなっていく、潔くなっていくのは、真に自分が求めているものが何なのかがわかっていくからだと私は思っています。

理想のパートナー条件を明確にしていく方法

理想の条件を一旦忘れて片っ端からお見合いする

理想があやふやだから、理想に出会えない。ならばその理想はどうやったら明確にすることができるのか?

結論から言うと、理想は忘れて、とにかく数多く会ってみることです。

オーストラリアの国際結婚相談所オズマッチの会員さんは、入会早々に交際が始まる会員さんと、何ヶ月在籍していても一向にお見合い相手さえ決まらない会員さんの二つにわかれます。交際相手がすぐに決まる会員さんは「紹介されたら、とにかく会ってみる。会ってからどうするかは考える。」と決めて、実際にそれを実行される方達。お見合い相手さえ決まらない会員さんは、会う前にいろいろ頭の中で考える会員さんで、「会う前に結論を出す」方達です。

婚活難民にならないための婚活戦略

「紹介されたら、とにかく会ってみる。」それって、結婚相談所の言いなりで、自分の意思がない、と感じる方もいらっしゃるでしょう。

でもよく考えてみてください。今まで自分のやり方でやってきて、つまり自分の目で選んできて、それで上手くいかなかった、つまり結婚相手に出会えなかったのだとしたら、まずはプロの意見に従ってみる。つまりそれまでの行動パターンを切り替えてみる、というのは理になかっていないでしょうか?

これは、婚活アドバイザーの意見や判断の方があなたのものより正しい、という意味では全くありません。
そうではなく、自分のやり方でやって上手くいかないのなら、どこかに問題があるのかもしれない、という仮説を立てる。そしてその仮説の元に、だったら我流をやめて他人のアドバイスを受け入れてみよう、という、一つの婚活ストラテジー(婚活戦略)なのです。

自分では選ばないような条件のお相手とも会ってみる

今までの自分なら絶対に選んでいない、と思うような方とお見合いをしたり、交際をすることによって、

・背が低い人は嫌
・年収が低い人は嫌
・ハンサムじゃない人は嫌
・子持ちは嫌
・刺青は嫌
・自営業の人は嫌
・年齢が10歳以上離れている人は嫌

だと思っていたけれど、その嫌な条件があっても、それを埋め合わせて余りある”何か”を持っている人ならば、全然大丈夫。大丈夫どころか大OKなのだ、と気づくことがあります。

今まであれこれ条件つけてきたけれど、私が真に求めてきたものはこれだったのか!と自分について学ぶ大きなチャンスになるということです。

自分のことがわかると結婚相手が見つかる

婚活とは結婚相手を探す活動ではない

婚活は、結婚相手を見つける活動だと思っていらっしゃる方がたくさんいます。ですから、パートナーとなる人にたくさんの条件をつけて、それをたくさん持っていればいるほど高得点。そんな採点方法です。

・高学歴
・高身長
・高収入
・ハンサム
・婚姻歴なし
・子供との同居なし
・親との同居なし
・欧米人
・年齢差5歳未満
・旅行が好き
・スポーツが好き
・優しい
・愛情表現してくれる
・自分に自信がある

書き上げたらキリがありません。

でも、重要なのは、お相手がその条件を持っているのかいないのか、ではなく、なぜその条件があなたにとって、それほどまでに必要なことなのか?大切なことなのか?を自分が深く理解しているかどうかです。

もう一度言いいます。

重要なのは、お相手がその条件を持っているのかいないのか、ではなく、なぜその条件があなたにとって、それほどまでに必要なことなのか?大切なことなのか?を自分が深く理解しているかどうかです。

婚活とは自分を理解する活動

婚活は、結婚相手を見つける活動ではありません。自分の本性をさらけ出し、自分の欲もエゴもさらけ出して、自分をとことん知る活動です。

どういう人といると、ホッとして
どういう人といると、神経過敏になるのか

どういう人といると、優しい気持ちになって
どういう人といると、怒りの感情が湧いてくるのか

どういう人といると、何でもできそうな気がして
どういう人といると、自己肯定感が下がりまくるのか

どういう人といると、ぐっすり眠ることができて
どういう人といると、イライラしてくるのか

どういう人といると、仕事の能率が上がり
どういう人といると、達成までの時間が長引くのか

自分が何者なのかが不明確のままでは、あっちにふらふら、こっちにふらふらして、他人の意見に振り回されることになります。
他の人から見たら最高のお相手でも、あなたにとっての最高でなければ意味がありませんよね。

何があなたにとっての最高なのか?
それを知るには、自分を軸に考える、という姿勢です。

自分を見ないで相手にフォーカスすると、無い無いループにはまる

どの世界にも上がいます。
どんなにスキルを上げても、知識を上げても、必ず上がいます。

同様に、自分のことがわからないまま、相手の持っているものにフォーカスして結婚相手を見つけようとすると、何年経っても結婚相手は見つかりません。
目の前にいるお相手より、より条件が良い方が必ず存在するからです。「もっといい人」はどこまでレベルを上げていっても必ず存在します。

相手の持っているものに注目するから「この人にはこれが無い、あれが無い」の無い無いループにハマり、そして、「もっといい人が他にいるかもしれない」の、キリなしループにはまっていくことになります。誰と出会っても「もっといい人がいるかもしれない」と、その欲にはキリがないのです。

欲が悪いとは言いません。欲はやる気を起こしてくれます。欲が神様が私たちに与えてくれたものです。でも「もっといい人がいるのでは?」と外に目を向けていると、心の休まるときがありません。

ところが視点を自分に置くと、周りの雑音が聞こえなくなり、心のアップダウンが減っていきます。求めるのは相手にでなく、自分にだからです。

理想のパートナーとは理想の自分のこと

100人のデートの末にみつけた理想のパートナー

私は44歳の時にオーストラリアへ学生として渡りましたが、学生する傍ら、2年間で100人以上のオーストラリア男性とデートをしました。
なぜ100人以上もの男性とデートする必要があったのか?

理由は、自分が求めているものが何なのかが全くわかっていなかったからです。言い方を変えると、自分が誰なのかが全くわかっていなかったからです。

こう言うと、男性とデートしなくても、自分のことを知ることはできるのではないですか?と思う方もいらっしゃるでしょう。

確かにその通りです。男性とデートしなくても、自分探しはできます。

例えばビジネス。もっと身近な言葉で言えば”自営業”。雇われる立場ではなく、自分がボスになって仕事をし始めると、否が応でも自分ととことん向き合わされることになります。自分の癖や弱さや強みや我や欲望が、隠しようがないほど見えてきます。
でも、副業や起業って一部の人しかやりませんよね。

ところが、恋愛感情を抱く対象となる人との接触というのは、ほぼ全員が経験できることです。そして、この恋愛感情を抱く対象となる人との接触、これを出会いと言ったり、恋と言ったり、交際と言ったりしますが、この恋愛感情を抱くような人との接触をすることは、自分の癖や弱さや強みや我や欲望を、隠しようがないほど見せてくれます。

私は100回以上もそれを繰り返すことで、自分がどういう性格で、何が好きで、何が嫌いで、何は許せて、何は許せないのか、どんなことに強い拒否反応を示し、どんなことに心が踊るのか、そんなことを一つ一つ発見していきました。

自分を発見するためにデートをしたわけではありません。単純に、興味があった、惹かれた、だからデートしただけです。でも結果的に自分をとことん知る機会を100回以上も貰うことになったんです。

自分のことがわかると結婚相手が突然現れる

そして100人の人とデートして自分のことがある程度わかった時に、気づいたら目の前に彼が立っていました。

本当は、ずっとそこに立っていたのかもしれません。霧や靄がかかっていたので見えなかっただけなのかもしれません。

彼と出会ったときのことを思い出すと、私が彼に出会えたのは、自分が何者なのかがわかり、霧や靄が晴れて視界が明確になったので、彼の姿がはっきり見えたのだとしか言いようがない気がしています。

理想のパートナーを3秒で言い表せますか?

あなたは、ご自分のサービスや商品を持っていますか?

私は生まれて初めて小さな小さなビジネスを始めたとき、「自分のサービスや商品のコンセプトを3秒で表現する」という課題を与えられたことがあります。

自分のサービスがどんなものなのかを言語化したことがありませんでしたし、まして、それをたった3秒で言い表すなど、想像を超えた課題でした。簡単そうですが、ものすごくしんどい作業です。でもこの課題をこなしたことで、あやふやを煮詰めて明確にするとはどういうことなのかを教えてもらったんです。

3行から5行に渡る文章の余分を削ぎ取って削ぎ取って、もっと削ぎ取ると、最後に残った数文字が大きく光り輝きます。

理想のパートナーの条件も、同様に削ぎ取って削ぎ取って、もっと削ぎ取っていくことで、究極の理想のパートナー像が浮かび上がります。
私の求めていたものは、これだったのだ!!と気づく瞬間です。

ただしこの作業は、自分のことがわかっていないとできません。自分のことがわかっていないと、どこを削ぎ取っていいのかわからないからです。

婚活は自分のことをとことん知る活動です、と言ったのには、そういう理由があるからです。

理想の自分と理想のパートナー

私の理想のパートナーは、「私を生涯チャレンジャーでいさせてくれる人」です。

※英語のCharengerは「対戦者」そんな意味ですから、私の言い方は正しくないのですが、ここでは、挑戦する人=チャレンジャー という風に理解してください。

私はチャレンジすることが大好きなようで、チャレンジがないと元気がなくなっていきます。できれば死ぬまでチャレンジしたいなぁ、と思っているのが私です。

ただ、チャンレンジするにはかなりの勇気と自分を信頼する気持ちが必要になりますから、死ぬまでチャレンジし続けるには、私が死ぬまで一緒にいてくれて、私以上に私の能力や未来を信じ切ってくれる人がいると、とっても助かります。

それをいつも完璧にやりきってくれる人がこの世の中にたった一人だけいるんですが、それが私の夫なんです。

彼の応援のお陰で私はいろんなことに挑戦することができ、挑戦することで成長し、成長することで彼との関係がさらに良くなっていくという、そんんな夫婦関係を、かれこれ12年以上続けています。

とても閉鎖的な田舎に生まれ、あれはするな、これはするな、と言われ続けて育った私は病気になり、25年以上も病気に支配されることになりました。だから残りの人生は、自分で決めたい、自分で選びたい。やりたいことはやりたい。これが私の理想の自分で、それをさせてくれるのが、私の理想のパートナーという位置付けになったんです。

ただし、これは私の理想です。
あなたの理想は、あなたにしかわかりません。

今まで掲げてきた理想は一旦捨てて、いろんな人に会ってみるといいですよ。
会うごとに、自分のことが見えていくはずです。そして自分のことがわかった時、あなたの目の前に、あなたの理想が立っていることでしょう。

オーストラリアから、今日もあなたの婚活(自分のことをとことん知る活動)を応援しています。

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