国際結婚を国際離婚から守るコミュニケーション法

国際カップルに学んでほしいコミュニケーションスキル

世界のどの夫婦やカップルにも当てはまるだろう共通の離婚原因の一つが「コミュニケーション不足」です。

ただ、コミュニケーション不足と言っても、
・コミュニケーション時間の不足
・コミュニケーション回数の不足
・コミュニケーション量の不足
・コミュニケーションの質の不足
など、
詳しく見えていけば、不足していた箇所も夫婦によって異なります。

その中でも注目したいのは【コミュニケーションの質の不足】です。これは、【コミュニケーションスキルの不足】と言ってもいいでしょう。コミュニケーションスキルといっても、そんなに難しいことではありません。誰もが思いつくであろうことを、きちんとやればいいだけのことなのです。

夫婦のコミュニケーション基本の5つ

国際カップルであってもなくても、夫婦間のコミュニケーションにおける基本は同じです。

・聞く側も話す側も相手に注意を払う
・相手のアイデアや考えを尊重する 
・片方だけに主導権を握らせない 
・課題を一つに絞る 
・問題を解決するために話し合うのだという自覚

相手に注意を払う

どんな関係性のある人と、どんな状況下で、どんな場所で、どんな時間に、どんな話題でコミュニケーションをするのかにもよりますが、話し手に対して、「あなたの話を聴いてますよ」と言うサインを送ることはとても大切です。それは、「あなたの存在は、私にとってとても大切なんです」と言うことのサインでもあります。

これは、話す側になってみればよくわかります。話しているときに相手がテレビをチラチラ見ていたり、スマホをいじっていたりしたら、ムカッとしますよね。話を聴いてくれないことに腹が立つのではなく、自分の存在、自分の価値を軽んじられたような気がするからです。ムカッとするより、ガッカリする、悲しい気持ちになる、といったほうがピッタリかもしれません。

話の内容が大事なのではなく、私と言う人間を大切にしてくれているのかどうか、それを感じさせてくれる人と、私たちは何時間でも話がしたいと思うものです。そしてそれはお相手も同じだと言うことです。

相手を尊重する

相手が話しているときに口を挟む、自分の意見を割り込ませる。これは「自分の方が相手より上位にいる」と思っている人がやりがちな態度です。そして残念なことに、この光景は夫婦間でよく見られます。夫婦関係は平等なものであるはずなのに、気づけばどちらかが主導権を握っていたりするからです。

相手がどう感じたのか、どう思っているのか、まずは最後までジャッジせずに耳を傾ける。

「ジャッジしない」口で言うのは簡単ですが、これがなかなか難しい・・・私もなかなかできずに今日まで生きてます。大いに気をつけたい項目です。

主導権を握らない・渡さない

これは相手を尊重することにもつながりますが、自分だけが主張し続けない、自分だけが話し続けない、と言う姿勢はとっても大切ですね。相手にも言い分はあるはずです。夫の言い分(本音)を聞いて大反省したことが何回もある私と、私の言い分を聞いて大反省したことが何回もある夫は、必ず相手の言い分を聞くようにしています。

夫婦カウンセラーのスペシャリストである友人は、こんな提案をしていました。
相互に3文(3センテンス)ずつ話す、と言うものです。

自分が3文(3センテンス)話したら、相手に渡す。相手も3文(3センテンス)話したら、自分に返してくれる。これを繰り返すと言うのです。3センテンスで言いたいことを言い終えなければならないので、余分な憶測やジャッジメントも入れなくなります。これはいいアイデアかもしれません。

課題は一つに絞る

話し合うべきことがあって話をするときは、課題を絞る(限定する)ことをお勧めします。

例えば、パートナーに浪費グセがあるとします。「その浪費グセをどうにかしてほしい」とは言えないあなたは、「お金のことで話し合いたいんだけど」と切り出したとしましょう。でも、”お金のこと”ってとっても範囲が広いです。お金はありとあらゆることに関わることですから、5分や10分で終わるようなトピックではありません。話し合いたいと言われた相手は混乱するか、逃げ腰になるかのどちらかです。

”お金のこと” からもう少し具体的に、「お互いが自由に使える月々のお小遣い」ならどうでしょうか?これなら、お小遣いのことで今から話し合うのだ、と言うことが双方にわかります。

そして話し合っているときは、昔の話は持ち出さないと言うルールを作るといいでしょう。過去の話を持ち出して相互に非難し始めると、問題解決のために話し合う時間を作ったこと自体が無駄になってしまいます。

問題解決のために協力する

問題を解決するために話し合っているのだ、と言う自覚を双方が持つと言うことです。

喧嘩をするために話し合っているのでもなく、相手を非難するために話し合っているのでもなく、愚痴を言うために話し合っているのでもなく、二人にとって心地よく快適な暮らしを作るために向き合っているのだ、と言う自覚です。この自覚がないと、話はどんどん感情的になっていくばかりです。

3秒で国際結婚がスムーズになるコミュニケーションスキル実践法

尊重する気持ちを形で表す

これは、私と夫が結婚以来12年ずっと続けていることで、めちゃくちゃ効果絶大なコミュニケーション方法なので、ぜひ真似してやってみてください。

どちらかが話しかけた時、話しかけられた相手は、今やっていることを一旦中止して、相手側に体を向ける。

例えば、あなたは机の前でパソコンを開いて仕事をしているとします。そこにあなたのパートナーがやってきて、「ねえ、あのさあ」と話しかけてきました。それがどんな内容なのかは全くわかりません。「食べた食器は洗っておいてくれる?」という、あなたへの愚痴や文句かもしれませんし、「仕事クビになっちゃったんだけど」という、とてつもなく重い内容なのかもしれません。

どんな内容かわかりませんが、あなたは一旦パソコンを閉じて、あるいはパソコンから手を離して、椅子を相手の方に向き直して、「なに?」と穏やかな顔で答えます。

これ、実際にやってみるとわかりますが、3秒もかかりません。

でも、これをやってもらった相手はドキっとします。だって、今まで、そこまで集中して、そこまで聞く態度を持って、自分の話を聞いてくれた人などいないからです。あなたが相手に同じことをしてもらったら、おそらく同じくらいのドキッを感じ、感動するはずです。

そしてもっとすごいのは、これだけでほぼ、相手の話したかった内容は問題解決していると言うことです。

「食べた食器は洗っておいてよね」と言いかけた言葉は、こんなにあなたの話を真剣に聞いてくれる人の前では、もうどうでもいいことになってしまうからです。

「仕事クビになっちゃった」話は、こんなにあなたの話を真剣に聞いてくれる人と一緒なら、どうにかなる気がしてくるし、次の仕事を見つけるために頑張ろう!って思えてくるからです。

これを12年間やってる私たちも凄いですが(自画自賛 笑)、この3秒が、私たち夫婦から離婚の危機をずっと救ってくれているのだとも思います。

パートナーにだけでなく、お子さんやご両親、ご兄弟にも使ってみてください。家族愛が倍増しますから。

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