国際離婚に至る原因と理由
欧米人カップルであっても、日本人カップルであっても、国際カップルであっても、愛し合って結婚したものの、やがて離婚していく夫婦がいます。
『オーストラリアの国際離婚事情 その原因と理由』にも書きましたが、国際カップルであっても日本人夫婦であっても、離婚の原因や理由はとても似ています。
不倫
暴力
精神的な虐待
金銭問題
結婚に対する非現実的な期待
コミュニケーション不足
離婚の原因は離婚する夫婦の数だけあるのだと思いますし、当人同士にしかわからない事情というものがあるでしょう。
また、上記に挙げたそれぞれの項目、不倫、暴力、精神的な虐待、金銭問題、結婚に対する非現実的な期待、コミュニケーション不足などは表面上に現れた理由であって、根っこになっている原因は、二人の間に存在しているのではなく、個々の潜在意識に存在していることもあります。
国際離婚の理由となる最初の原因
離婚は小さな違和感から始まる
離婚を決意するに至るまでの時間と経緯を遡ると、事の始まりは小豆粒ほどの小さな小石一粒が原因だったりします。気をつけて歩けば小石を踏むこともなく、日常生活を平穏に送ることができる。その程度のところから始まることが多いものです。取るに足らない小石ほどの小さな違和感で、ちょっとモヤモヤ。ちょっと落ち着かない。ちょっと不安。その程度です。
ところがその小石は少しずつ部屋に蓄積されていき、気づけば、あたり一面小石だらけ。こんな小石だらけの床なんて、とても痛くて素足で歩くことなどできません。愛し合って結ばれた二人が離婚を決意していく経緯の出だしは、一粒の小石ほどのサイズの違和感から始まるのです。
自分の感情を無視した結果が離婚に繋がる
ところで、最初に舞い込んできた小石は、どうしてそのままあなたの足元に留まったのでしょうか?
「あ、こんなところに小石がある」と口にすれば、あなたのパートナーが小石をつまみ出し、足元が危なくないようにしてくれたかもしれません。
あるいは、「へ〜、こんなところにも小石が飛んでくるんだね」って、二人でその現象を面白がって眺めたのかもしれません。
でも、それをしなかった。
私は一度離婚を経験しています。元夫は日本人でした。2度目の結婚は外国人であるオーストラリア人男性ですが、こちらも離婚寸前まで行きました。離婚に至った原因と離婚に至りそうになった原因は、どちらも同じです。最初の小石、つまり私の中に芽生えた小さなモヤモヤの存在を、私が無視したからです。小さなモヤモヤを感じている自分の存在を、私が無視したからなんです。
自分の中の小さなモヤモヤに目をつぶる。見なかったことにする。気づかなかったことにする。これを続けていくと、相手への不信感より自分に対する不信感というものがどんどん膨らんでいくのだということを、二つの結婚から知った私です。
離婚は、あたかも二人の人間のすれ違いが原因のように思われていますが、本当は「自分とのすれ違い」「自分への無視」が原因だったりします。小さなモヤモヤを無視し続けることは自己肯定感を下げ、自分を嫌いになるだけでなく、相手を傷づ、自分をも傷つけることになるのですから、いいことはひつともなさそうですね。
国際カップルを国際離婚から守るために
自分の感じていることを伝える
オーストラリアにある国際結婚相談所オズマッチでは、婚活アドバイザーである私が、男性会員、女性会員、無料会員、有料会員を問わず、毎日のようにコンサルを行なっています。その中には、結婚相談所に登録するのは初めてだという方もいらっしゃれば、お見合い直前の会員さん、交際期間に入っている会員さんもいらっしゃいます。婚姻歴なしの方も離婚歴ありの方もいらっしゃいますし、離婚調停中という会員さんもいらっしゃいます。
そんな方達お一人お一人お話をさせていただくと、交際から結婚に至らなかった原因や、今だにパートナーに出会っていない理由などが見えてくることが多いのですが、その理由や原因というのは、離婚していく夫婦の理由や原因と、とても似ていることに気づきます。
どこが似ているのかというと、”自分(の違和感)を否定している、無視している” というところです。
「言うほどのことでもないから」と思ったから言わなかったのでしょう。でもそれは、”自分なんて価値がない”。だから、そんな私の感情や感覚なんて「言うほどのことでもない」となっていたのではないでしょうか。
感じたことは全て相手に伝えましょう、と言っているのではありません。自分がそれを感じている、感じた、と言うことを、自分に伝える(気づく)ことが大切なんですよ、ということを伝えたいのです。
自分を無視しない
離婚は、あたかも二人の人間のすれ違いが原因のように思われていますが、根っこは「自分とのすれ違い」「自分への無視」が原因だったりするのです。
と書きました。
小さなモヤモヤを無視し続けると、自己肯定感を下げ、自分を嫌いになっていきます。
とも書きました。
恋人との良好な関係、配偶者との良好な関係を構築するには、相手を尊重することが大切だと言うことは誰もが言っていることですが、でもその前に、尊重しておきたい人がもう一人いませんか?「自分」と言う、一番近くにいるあなた自身です。
自分を大切にするを体感できるコミュニケーション法
自分を尊重する
自分を大切にする
頭ではなんとなくわかるのですが、実際にはどうしたらいいのかわからない、と言う人は多いと思います。私がその一人でした。調和を重んじ、個人を目立たせないようにする日本の文化で育った私には、自分をどう扱うのかが全くわからなかったのです。
ところが結婚をして、パートナーと暮らすようになり、彼とのコミュニケーションを繰り返していく中で、自分を尊重すると言うのはどういうことなのか、自分を大切にすると言うのはどう言うことなのかを毎日訓練させられているおかげで、だいぶ実践できるようになった気がします。結婚のお陰、パートナーのお陰です。
この、自分を尊重する、自分を大切にする、と言うのはどう言うことなのかを、パートナーと一緒に体験できるコミュニケーション方法があります。『3秒で国際カップルの会話がスムーズになるコミュニケーションスキル実践法』
【オーストラリアの結婚相談所 無料会員登録はこちらをクリック】
[clink url=”https://oz-match.com/?p=3207″]